団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その105ーー「初音出し、お年玉、初夢」の巻ー
<前回より続く>「初音出し、お年玉、初夢、初笑い・・・の巻き」今年も、幻想と妄想の産物、「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その106回「NYがやって来た」の巻ー
<前回より続く、今週のテーマは、BASS>(幻想と妄想のヴァーチァル・ジャズクラブ「KIND OF BLUE」へようこそ。入店時はコメント欄にお名前をお書き下さると幸いです。罵詈雑言、励まし、おだて、抽象誹謗・・・なんでも結構です。店主軽薄じゃなかった敬白)「好店 三年 客を変えず、好客 三年...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その107ーー「故本田竹広の一周忌に・・」の巻ー
<早いもので、本田竹広さんの一周忌が1月12日にきた。これを機に各社が復刻盤をいっせいに発売・・・思い出と共に復刻盤を語るのが供養かなと・・・これは他のSNSにも掲載した記事です。>たかがジャズ・されどジャズ ~本田竹広へのオマージュ~「本田竹広・REACHING FOR...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その108回ーー「人間は考える葦(足)である」の巻ー
<前回よりつづく>(このBLOGは小野田善一という仮説の主人公が、こうあったらいいな・・・という幻想をもって、架空のジャズクラブ、「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その109回「LOUISEの巻」
<前回より続く>ゼンさんはピアノを弾くたびにおもう、ステージの中央に立ち、カッコイイフレーズを吹いて、管楽器はなんていいのだろう・・・一種憧れの楽器であった。ゼンさんは得意の空想の世界に入った。もし、神様が「お前をテナーサックスの名手にしてやる、誰がいいか言ってみろ、ならせてやろう」と言われたら、貴方は誰を選ぶか?コルトレーンかロリンズか、はたまたゲッツか・・・・。聴くなら、トレーンもロリンズもゲッ...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その109ーー「日本初のジャズ講談」の巻ー
<前回より続く>先週から「KIND OF BLUE」の壁に奇妙なポスターが貼りだされた。「世界初のジャズ講談 第一回・・・講釈師 神田川黄昏...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その110回 「女性とジャズ」の巻き
2月14日、上野文化会館で、秋吉敏子 渡米50周年記念、ジャズマスター受賞記念、ソロコンサートを聴いてきた。このコンサートついでに余分な副題がついていた、ヴァレンタイン...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その111ーー「ジャズピアノ6連弾」の巻ー
2月17日土曜日、サントリーホールへ「ジャズピアノ6連弾」を聴きにいった。六台のベーゼンドルファーとスタンウエイーのフルコンが舞台に並んでいる。これだけで圧巻である。出演者は、山下洋輔、島 健、佐山雅弘、国府弘子、塩谷 哲、小原...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その112回「ジャズ批評に掲載」の巻ー
「ジャズ批評・3月号」に私のジャズBLOG「Fのブルース」が取り上げられた。仕事のことで、業界紙や専門誌に原稿を提供したこと等は多々あったが・・ジャズでは久々である。久々と言うのは、ジャズドラマー大隅...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その113回ーー「ロージー&フランキー」の巻ー
<このところ、コンサートづいて、ゼンさんは店を留守にすることが多かった。そろそろまた店に腰を落ち着けてストーリーを元に戻そう>・ ・・今回の話しは1983年の某月某日、六本木のあるジャズクラブであった事実をもとに・・・幻想と妄想と冗談をミックスしたカクテル・ストーリー「Fのブルース」を創造(想像)しました・・・外は秋風が立ち始めていた。クラブ「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その115回「今週はヒロミツの追悼で・・」の巻ー
今回は、高校時代の親友で、このブログの昔話にも登場した、タレントの鈴木ヒロミツ君が2007年3月14日急逝した。彼が登場する話は次回、オマージュとして書きたい。「アノ頃お前はバカだった、いやお前の方がバカだった」という題で・・・。今週は僕の部屋に彼が訪れた時の写真を掲げて彼への追悼としたい。今夜は彼の通夜である。合掌
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その116回「おいらはドラマー」の巻ー
<前回より続く>「ゼンさん、ゼンさんはピアノ以外には何か楽器をやっていたの?」と休憩時間に常連の関君が聞いてきた。休憩時間やステージの終わったあと、アフターアワーズの会話はミュージシャンの日頃聞けない話、日常の話が聞けて興味深いことがある。そんな会話の中からその人柄が分かって、より音楽への理解が深まると言うことが多い。「ああ、ドラムをやっていたことがある」「えっ、ドラムも出来たのですか・・」傍で、ド...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その117回ー「誰かこの子をしらないか?」の巻
<前回より続く>ゼンさんは休日にレコード棚を整理していた。まだ買って手付かずの山がある、新譜を購入したものの今ひとつ食指の動かない盤もある。そんな中から見慣れないCDが一枚、まだ封を切っていないものを発見、ジャケットの女性がこちらを見て微笑んでいるではないか・・・、しかし私はこの方を存じ上げない、どうしてここにあるのかも分からない。どなたか、この方がどんな方か教えて頂きたいのであある。そこでゼンさん...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その118回ーー「マイルスがやってくる」の巻ー
ある日のアフターアワーズで、常連の船橋君がゼンさんに聞いてきた。「ゼンさんが初めてマイスルを生で聴いたのは何時なの?」「1964年さ」「どんな年だったのですか?」「そうだね・・・・日本中が騒がしかったなあ」1964年7月、「ジャズギャラリー8」が銀座に開店した。東京は10月に開催されるオリンピックでアチラコチラが工事中で騒がしかった。高校3年生は受験勉強で大変な時期だ。そんな中、いつものバンド仲間で...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その119ーー「スペシャルゲスト登場」の巻ー
ジャズ・クラブ「KIND OF BLUE」のドアーにゼンさんが、何やら張り紙を貼っている。「ONE NIGHT STAND SPECIAL GUESTS THE PETE JOLLY...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その120回ーー「ウエスが飛び入り」の巻ー
4月のとある金曜日、「KIND OF BLUE」は満員のお客さんで溢れていた。気候も良くなり、春の夜風に吹かれて、ジャズ好きが浮かれ出てきた。河田吾郎のピアノも大野のドラムもいつになく弾んでいる。「Sometimes I‘m...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その123回ーー「号外!!新譜発表のお知らせ」の巻ー
皆さん!友人のジャズドラマー、大隅寿男が新しいアルバムをリリースします。それに伴い、新譜発表ライブも行います。宜しく御願いしまあーす!尚、ライブ会場にお出での際には、このBLOGを見たとか、この作者の知り合いだとか言って、どんどんお近づきください。5月16日の新譜「ニューディール」の発売! 5月17日「銀座スイング」(03‐3563‐3757)にて、CD録音と全く同じメンバーで新譜発表ライブ!...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その124回ーー「今夜はブルースを歌う」の巻ー
ジャズTV番組の第二回が始まった。今度は、「ブルースを歌う」だ。タイトルバックが始まり、クラブの中庭で車を降りるふたり。階段を下りるふたり・・。「いらっしゃいませ、お席にどうぞ」瞬くキャンドル・・・河田吾郎トリオの「Cジャムブルース」・・・・司会のピーター・バラカンが口火をきる、「今夜のゲストは、この方です、ミスター・マーク・マーフィー!」途端に、河田のピアノがプリミティブなブルースコードを弾き始め...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その125回ーー「野人ピアニストの出現」の巻ー
<本日、20000アクセスを越えました。これも偏に皆様の異常なご趣味の賜物と・・感謝しております・・・が何も記念品はでません。これからも性懲りも無くダラダラと続くと思いますが、同じ穴のムジナ様ご一行におかれましては、今後とも宜しく御願い申しあげます。>ゼンさんは夏みたいな気候を感じつつ、久々の休日を陽だまりの中で過ごしていた。転寝をするゼンさんの夢に・・・「やあ、久しぶりだね」と語りかけてくる、褐色...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その126回ーー「ゼンさんの本棚」の巻ー
最近、忙中閑ナシで、BLOGのアップもままならず・・・そこで考えた奥の手!日ごろゼンさんの机の周囲にあるジャズ関連の本、雑誌、どんなものがあるのか・・・抜粋を少々。これは所謂「1001」というもので、ご覧のとおり海賊版です。「1001」とは言え、中味は800曲くらいです。これらは、レーベル別のアンチョコというところ、これを見て、何か未だ持っていない盤があるかな?などとニヤニヤして読むこと数百回・・。...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その127回ーー「ゼンさんのジャズ・ガラクタ」の巻ー
<前回につづき、手抜きの週です。どうも記事を書く時間が・・・・で今回はジャズ関連?ガラクタを虫干しです>これは、ヴォーカル用のミュージック・マイナス・ワンです。カラオケとの違いは、譜面がついていて、メロが出てきません。完全にオーケストラをバックに歌うことができます。プロ用です。結構遊べます。動画像はVHSのテープが結構あります。DVD化されていないものもあるようです。特に「真夏の夜のジャズ」がDVD...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その128回ーー「チャーリー・パーカーに捧ぐ」の巻ー
<前回のヴィデオテープのガラクタコレクションの中から、「パーカーに捧ぐ」に人気が集中しました。そこで今回はその一部をここにご披露を・・・>このコンサート、つわもののアルト四人にボビーが加わって、バードのフレーズを連発、会場からはヤンヤの拍手・・・聴く側もバードの特徴あるフレーズなどを知っているのですね。良い雰囲気と環境のなかで盛り上がってゆきます。この4人が並んで、ソリを吹く・・たまりませんね。音を...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その129回ーー「歴史は繰り返す」の巻ー
今回も、写真BLOGと相成りました。なかなか文章を書く時間がとれなく手抜きです。本棚を引き続き整理していました、最近よくお世話になる「ジャズ批評」の古い保存版が出てきました。今見ても、そのまま通用しそうな、タイトルと内容です・・いや内容は以前の方がハードだったようです。思わず、読み返しました。ジャズ批評を読むたびに考えることがあります。それは広告の少なさです。私はレコード会社から多額の広告費を貰って...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その130回ーー「ジャズはライブにかぎる」の巻ー
ご来場の諸氏諸嬢の皆様には以前、ジャズはライブに限ると、ここでも書かせて頂き、この空想のジャズクラブ「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その131回ーー「夏はジャズ・フェズ」の巻ー
夏ともなると、日本のみならず、世界のあちらこちらで、ジャズフェスが開催される。多くのジャズフェスへ行ったが、やはり、映画「真夏の夜のジャズ」で観たモンタレイ・ジャズフェスティバル以上のものは無い。日本のジャズフェスの走りは、「軽井沢モダンジャズ・ミーティング」と銘打ったジャズフェスあたりが最初と思う。私が最初に観たのは、1963年、16歳のときに、軽井沢で開催されたジャズフェスであった。南軽井沢の人...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その132回ーー「またまたガラクタショー」の巻ー
ご来店の皆様、ここのところ、集中して物を書く時間がとれません。何か良いテーマで短文をと思っても、思考に集中できないと・・・ストレスを感じますね。そして、またまたガラクタショーでごまかそうと・・・姑息な手段に出ました。ここでガラクタショー等と言っていると、何れ私がこの世からいなくなると本当にガラクタになって燃えないゴミに出されるのでしょうね。誰かガラクタを必要とする人はいるのでしょうか・・・コレクショ...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その133回ーー「エリック・ドルフィーという名の男」の巻ー
<前回より続く>久々の休日、ゼンさんは一人で妄想と幻想のジャズクラブ「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その137回「夏バテには何が効くか」の巻ー
さて、最近、夏バテ気味で、ジャズを聴きこむ意欲が出てこない。こんな時は、黙って、静かに時を過ごし、たまに、ブログ仲間のサイトを訪れて、要らぬコメントを書いて、邪魔をするくらいが良いのかもしれない。しかし、それでは、ジャズブログの名に恥じるので、では・・・御題を一つ!「夏バテに効くジャズは何か?」クスリみたいなジャズがあるものか・・・、ここでご意見をお聞きしたいのだが。実はこの「Fのブルース」はこのよ...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その138回ーー「枯葉」の巻ー
ろそろ、秋風がたち・・・木々の葉も色ずきはじめ、ジャズクラブ「KIND OF BLUE」の中庭の楓も秋の様相をかもし出していた。ゼンさんは母屋のソファーに寝転がり、穏やかになった平日の午後の日差しを感じていた。日本人は「枯葉」が好きだなと。しかし、「Autumn Leaves」が何故「枯葉」なのかと、不思議な題名の邦訳を気にしていた。「そうか、Autumn In New York...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その139回ーー「ジャズ批評にまたまた」の巻ー
ジャズ批評、140号、11月号、「私のこだわりジャズ」に拙文が掲載されました。P80からP83までの4ページにわたる超大作です。タイトルは「ジャズはライブにこだわって」私が何故ジャズが好きか、ライブにこだわる理由などが・・・ダラダラと書かれております。御用とお急ぎでない方は、立ち読みでもしてきてください、その際、本屋のオヤジにたたき出されても責任は負いかねます。読後感はどうせ、このサイトのご常連のこ...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その140回ーー「着物でジャズ」の巻ー
去る、2007年11月3日18時より、横浜のジャズクラブ「KAMOME」にて、「着物でジャズ」なる企画が行われた。実はその企画の片棒を私が担いでいることもあり、既にMIXIへは掲載しているものの、コチラにも、ブログ風にアレンジして掲載をしました。着物でジャズ@KAMOME In Yokohama...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その141回ーー「ランキングの話」の巻ー
今回はランキングの話であるが・・・・実は「おもいでの夏」ルイス・ヴァン・ダイクを買ってしまった!THE SUMMER...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その142回「スリーピー 狂紫朗 見参!」の巻ー
<前回より続く>・・・いよいよ、空想と妄想のジャズクラブで何が起こるか、何が始まるか・・・ジャズ界の仕置き人登場か!・・・金曜の「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その143回ーー「スリーピー・狂紫朗という男」の巻ー
<前号より続く>(空想と幻想と思いつき、架空のジャズクラブ「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その144回ーー「オスカー・ピーターソンへの賛歌」の巻ー
2007年12月23日、オスカー・ピーターソンがこの世を去った。思えば随分と長いつきあいであった・・・・とは言え、個人的な交流が特にあった訳ではない。...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その145回ーー「新春共演」の巻ー
<明けましておめでとうございます、新春ブログ初めです! 今年も荒唐無稽なお話を宜しく御願いします>「スリーピー・狂紫朗 新春共演の巻」長い正月休みも終わり、街にも喧騒が戻ってきた。「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その146回ーー「ジャズ無頼帖その1」の巻ー
正月の音出し始めも終わり、振る舞いのただ酒をいいことに飲みすぎたコメント常連客もやっと引き上げた。店の片付けも終わり、スタッフとハウストリオのメンバー、そしてスリーピーも加わって母屋での夜食会となった。この夜食会はすでにこの物語の初めの部分で度々登場している。しかし、途中から読み始めた方の為に状況シーンを少々説明しよう。ジャズクラブ「KIND OF...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その147回ーー「本田竹広の命日に・・」の巻ー
2006年1月12日に「浄土」に旅立って今年でもう2年が経つ。蛮からで無骨で不器用で繊細なピアニスト。黒っぽいフレーズで強烈なリズムで、でもロマンティックな語り口もいれて、彼はジャズシーンに登場していらい、我々を魅了し続けた。彼と個人的なかかわりをもって接した方、沢山のライブを共に聴いた方、そのような方々は沢山いらっしゃるだろうから、個人にまつわる話はその方々にお任せしよう。この1月12日の命日には...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その148「閑話休題・オスカー・ピーターソンのミスタッチ」の巻ー
あのジャズピアノの最高峰に耀くピーターソンにもミスタッチが・・・あった。あの名盤「ロンドン ハウス」の中にある。1961年から62年にシカゴのジャズクラブ、ロンドンハウスで実況録音された歴史的な名盤である。ピーターソンもレイ・ブラウンもエド・シグペンも絶妙のコンビネーションでその演奏に一点の曇りも無い。私がこのLPを最初に聴いたのは1963年で、「ザ トリオ」と「ロンドン...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その149回ーー「篠笛」の巻ー
小春日和の昼下がり、狂紫郎が港区のとある繁華街から少し入った静か住宅街の往還を歩いていた。今日は背中にソプラノサックスの筒を背負ってはいない、脇差風の西陣織の煌びやかな笛袋だけを腰に差している。とある、門の脇に姿のいいみこしの松のある日本家屋に入っていった。狂紫郎は10畳ほどの日本間に正座していた、その向いに座っているのはもう80歳にならんとする村上アヤである。福原流...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その150回ー「スリーピー・狂紫朗・ジャズ無頼帖 オーディオを斬る」の巻ー
おかげさまで、150回を迎えました、そしてご来客数も30000ヒットを越えました。これも、お閑で酔狂で物好きな皆様のお陰です。遠くは北海道や沖縄、いや、欧米や豪州から・・・。相変わらずの校正、推敲なしの書きなぐり、誇大妄想、ウソとホントのミックスジュース。お知恵、アイディアはいつでも頂きます、アイデイア料はお払いしません。念のため。批難、中傷、誹謗、絶賛、大歓迎!では、40000ヒットを目指してまっ...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その152回ーー「ブルースの真実」の巻ー
<幻想と妄想のジャズクラブ「Kind of Blue」にようこそ・・・ここでは、ジャズに関しては何でもあり・・・大いなるウソをお楽しみください! 中傷誹謗大歓迎、罵詈雑言大歓迎、もらい物大歓迎・・・お世辞も大歓迎です。>春めいた夜風が心地よい。夜9時過ぎに狂紫郎が、ゼンさんのクラブ「Kind of Blue」にやってきた。ハウストリオの河田吾郎のピアノがOn a...
View Article団塊のJAZZエッセイ「KIND OF BLUE」その153回ー「ジャズ批評144号」の巻ー
えっーと、お久しぶりの更新です。しかし、出鱈目、出まかせ、荒唐無稽な妄想を書くにしても、まあ、ウソは書けない訳で、結構行き詰まるもんです。ゼンさんという主人公をこれからどうするか、突然やってきたスリピー狂紫朗をどうするか、そこに登場するあの世からの大物アーティスト達・・・本当にこんないい加減な話でも150回以上となると、ネタ切れというか、集中力の欠如ですね。・・・・なんちゃって、一方では相変わらずジ...
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